Soulmate

愛犬と過ごす日々の暮らし

レオの最期

レオが、10歳を過ぎた頃からレオは、どんな風に最期を迎えるのだろうと考えるようになりました。

私の中では、長い介護の末に私の腕の中で逝ってしまうと思ってた。そう絶対に最期は、看取るのだと決めていたのに突然1人で逝ってしまった。台風が近づいて気圧が変化したせいか私は散歩の後、具合が悪くなり横になっていた。12時になりお昼ご飯の支度に一度起き上がろうとしたがなかなかめまいが止まらなかった。

当番医を探して、主人に病院に連れて行ってもらう事しました。病院に行く私をテレビの前から上半身だけ起こして、心配そうに見送るレオの顔が見えた。病院で点滴を打ち、薬を出してもらった。薬を待っている時、時計を見たら2時なっていた。だいぶん具合も良くなり、帰りの車で主人とレオの話をしながら自宅に向かった。玄関を開けていつも一番に「レオ!だだいま」と言うのが日課で、若い頃のレオは、"ワンワン"と大きな尻尾を振りながら出迎えてくれたが、老犬になってから耳も遠くなり帰って来たことさえ気付かなくなっていた。いつもの様に寝てるのだろうとリビングを覗いたら、一瞬で何かおかしいと分かり後から入ってきた主人に「レオがおかしいよ」と告げました。あわててレオの元に駆け寄った主人が「レオ、レオ」と大声で何度も叫びました。

そこには大きな舌をダランと出し、床一面にオシッコをして、息を引き取ったレオの横たわった姿がありました。主人は、狂ったようにレオを抱き上げ泣きました。私は自分の目の前におきた現実を信じられず、淡々と床一面のオシッコの後片付けをしました。レオのお尻の所に、ウンチがありました。私達は、苦しんでオシッコとウンチを漏らしてしまったのだと、どうして側に居なかったのかと後悔の荒波に押し潰されそうでした。レオの身体は、まだ温かく何分か早く帰宅していたら1人で逝かせずにすんだのでしょう。自分が想像していたレオの最期とは遥かに掛け離れ、あっけなく突然旅立ってしまった。

後日、お世話になった獣医さんに報告に行った時「オシッコとウンチが出ていたなら苦しまずに眠るように逝ったのですよ」て教えていただき、少し安堵しました。レオ、一緒に居てあげられなくて本当にゴメンね。

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