お花見

今年もそろそろ桜の花が咲き始めます。
我が家でも、満開の時期になると毎年必ず花見をします。

近所に小さな御宮があります。そこの桜が満開になると、それはとても綺麗です。
田舎の小さな御宮で、近隣の人しか知らない場所なので、穴場スポットです。
そしてレオの散歩コースに入っています。満開になるとお弁当をさげて、レオと花見に行く事が、恒例行事になっていました。

レオは桜が綺麗だとわかっていたのかは不明ですが、お弁当を食べれる事は、嬉しい出来事だったに違いないでしょう。
その後、桜の樹の下で寝転んで空いっぱいに広がって咲いている桜を眺めます。
レオは暖か日差しの中でお昼寝をします。
桜の花は短くてだから見事に咲いて、あっと言う間に散ってしまう。
私はそこに魅了されてしまいます。

去年は、レオが居ない花見に主人と２人で行いました。
手提げ袋にレオの遺骨を入れて、連れて行きました。 ペット霊園のあるお坊さんのブログに「遺骨はカルシウムで魂では無いと、遺骨が側になくても、魂は貴方の心の中にいつも居ます」と書いてありました、
これを読んで、レオの骨を全て拾えなかった時の罪悪感を抱えていた私はこの言葉に救われました。
でも不思議と遺骨が、レオの分身だと感じて連れて来てしまいます。

そこにはレオの嬉しそうな顔はありません。あるのは今までの思い出だけです。
だけどやっぱり今年もレオを連れて、花見に行くつもりでいます。

いつかレオの生まれ変わりの新しい家族を
花見に連れて行ける時まで、続く我が家の恒例行事の１つです。