Soulmate

愛犬と過ごす日々の暮らし

犬が描かれた本

私の趣味は読書です。
定年退職後はのんびりと紅茶でも飲みながら好きな本を読む事が楽しみのひとつでした。

レオが旅立った時もペットロスを乗り越える為に、ひたすら本を読みました。

それからは何故か犬という題名のついた本を見ると読みたくなります。

去年、直木賞を受賞した"少年と犬"や
今年の本屋大賞にノミネートされた"犬がいた季節"などです。
でもそこにはやはり犬との別れが書かれています。
その場面を読むと涙が溢れ出ます。

少年と犬は、東日本大震災で離れ離れになった幼い少年を、5年かけて東北から九州までいろいろな人と触れ合いながらも歩いた犬が熊本で少年と再会する。だけど熊本地震で少年を命懸けで守って亡くなってしまう。
少年に犬の死を告げると、自分の中に犬は生きているだから寂しくはないと言うのです。

犬がいた季節は、人間の勝手で捨てられた犬が高校で飼われる事になり、そこでいろんな生徒が世話をしながら過ごした12年間が描かれている。その中で犬が最初に出会った少女を卒業してもずっとを思っていて、12年目に先生になって高校に戻って来て再会する。だけどもう老犬でその最愛の人の側で亡くなってしまう、最期の時に犬が言うのです。
(お別れですね。ありがとう大好きなあなた、次の一生もその次もずっとあなたたちといたいです)と・・・
共に過ごしてきたペット達も最期はそう言っているのかなと思うと涙が止まらなくなりました。

レオが旅立った時に、私はレオの気持ちを知りたくて本を読んだのだと思います。そしていっぱいの涙を流して少しづつ良い思い出に切り替えていく事が出来たのだと思います。

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