Soulmate

愛犬と過ごす日々の暮らし

夜空に輝く1つの星

前に書いたレオの為に作った我が家のウッドデッキから、夜空を見上げるとキラリと輝く星が1つ見えます。
私はその星を見上げると、レオがこちらを見ているような気になります。

私は、結婚をした時からほぼ毎日、朝の5時に起きています。
結婚当初は、専業主婦でしたが、お弁当作りに慣れていなかったせいか、何かと時間がかかってしまったからです。
結婚生活も日々を重ねてだいぶん手際良くなってきた頃、長女が産まれてまた慣れない日々で時間がかかりました。
その後も慣れたら、次女が誕生したり子供達が、保育園に行くのを期にパートの仕事をするようになったりと毎日、朝からドタバタの日々でした。
そういう毎日が20年経った我が家へ、レオはやって来ました。

レオが来てからは、毎朝ますます時間との戦いになりました。
今までの作業のほかに増えたのが朝の散歩です。30分はかかります。
散歩の次は、レオの朝ごはんの支度です。それとレオの抜け毛の為、掃除機も毎日、朝からかけなければいけません

散歩は、街灯のない田舎道を毎日、6時頃から始まります。
春から夏にかけては、さわやかでとても気持ち良い散歩になります。
しかし、秋から冬はまだ真っ暗の中ライトを点灯しての散歩になります。レオの首にもライトを着けるので、窓越しにそんな私達を見られた。ご近所さんからは、「探検隊みたいね」と言われていました。
滅多に人に会う事はありませんでしたが、
たまに会うと真っ暗なのでドキッとします
ザワザワと竹やぶから聞こえると怖くてレオと思い切り走ります。(笑)

そんな暗くて怖い散歩でしたが、唯一晴れて月が出てない闇夜には凛とした空気の中で、夜空いっぱいに星があざやかに見えました。
私は、天体に少し興味がありましたから、あの星座、何かなとか考えながら歩きそれは綺麗で素晴らしい星空でした。

レオに「星が綺麗だね」と話しながら、良く散歩をしていました。
レオは言葉を理解していたので散歩中に空を指差して、飛行機よ。鳥よ。教えると、一緒に空を見上げていました。カラスが、木の上からカァーカァーて鳴くと「バカー!バカー!」と思うのか自分が馬鹿にされたと思い、カラスに向かって吠えました。

レオが居なくなって、朝早い散歩にはもう行かなくなりました。
満天の星空を見上げる機会もなかなかありません。
ただ、相変わらず朝が早い我が家はまだ星が見える薄暗い時間に洗濯物を外に干しています。
ウッドデッキから見える星に向かって
「レオの星だよね。そこから見守ってくれているんだよね」と話しかけてます。