ラブラドールのレオを亡くしてから、もう2度と犬は飼わないと決めていた。
私にとって家族と言える犬はレオだけだし、レオ以外には代わりはいないと思っていた。
その事に迷いはなかった。
だけど大切なの家族を亡くしから、ポッカリ空いた穴をなかなか埋める手立てを見つける事も出来なかった。
いつもずっとレオの事を考えて、レオの存在を探していた。
心の底から笑えない自分が居て、いつか良い思い出になってくれる時をじっと待っていた。
1年が過ぎても、相変わらず立ち直れない
思い出すたびに涙が出てくる。
子供達が巣立ってレオが我が子になり、レオの為に生きているような感じだったから、何もする事が無くなって精神的にも参ってしまっていた。
そんな時にブログを始めた。
レオの思い出を記録に残して、自分を気持ちを整理しようと思ったが、ブログは泣きながら書く事が多かった。
でもブログを書いてレオの存在の大きさとありがたさを再確認できたから良かった。
そしていつかまた新しい犬を飼ってみようかなと思えるようになった。
それはレオを忘れる為ではなく、レオが生まれ変わって戻ってくるんだという気持ちからだった。
それでもラブラドールを飼うんだと思っていた。
自然の流れで出会いたかったから、ペットショップに出向き選びたくはなかった。
盲導犬協会の里親ボランティアにも応募してみた。私が選ぶのではなく犬が私を選んで欲しかった。それがレオなのだと思いたかったからです。
ゴールデンレトリバーの子犬の話が舞い込んで来た時に最初は違うと思った。
ずっと考えて迷いに迷って、会いに行って顔を姿を見てみよう。
そして1匹の子犬を見た瞬間にレオの姿が蘇った。
顔が仕草がレオによく似ていて、この子犬を飼おうとすぐに決断した。
マックスと名付けたが、まだ自分の名前だと理解出来ていないらしい、でもたまに間違えレオと呼んでしまう。
すると不思議に振り返って私の顔を見る。
「君はレオなのかな」と話しかける。
先日、レオが久々夢に出てきた。
レオと名前を呼ぶと、「僕はここに側に居るよ」と私に言った。
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